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鴨川について

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農林水産業

鴨川市の農業は、「長狭米」や「江見の花」など、知名度が高く、品質の優れた農産物が生産されてきましたが、農家数、農業人口が年々減少し、中でも若年層の新規就農者が非常に少なく、農業後継者の不足や労働力の高齢化が顕著となってきています。
市内は山間の農地(中山間地)が非常に多く、こういった中で農家、住民との協働で推進してきた都市と農村との交流事業(リフレッシュビレッジ事業)により「みんなみの里」や「棚田倶楽部」を拠点として都市と農村の交流を行っており、現在では、棚田オーナー制度、各種農業体験の充実など都市と農村の強制・対流に向けた様々な取組みが行われ、鴨川市の新たな観光資源としてもクローズアップされてきています。


また、漁業では、まき網、定置網、釣り漁業などが中心で、アジ、サバ、ブリ、イワシなどの近海魚、またアワビ、サザエ、イセエビなどのほか、千葉県ブランドの房州ひじきなどが水揚げされます。
しかしながら、天然資源の減少や輸入水産物の増加に伴う魚価の低迷に加え、厳しい労働環境などから若年就業者も減少傾向にあり、漁業就業者の高齢化が進んでいることから、近年では、漁場の整備、保全や種苗の放流等による栽培漁業の充実などに力を入れているところです。


商工業

鴨川市の商業は、近年、大型店や量販店の進出に伴って地域の商業規模、集客力が強化され、勝浦市、南房総市の一部(旧和田町)、そして鴨川市の区域からなる鴨川商圏が形成される一方、商品販売額等は減少し、商店数の減少も続いており、商店街等もその機能を逸しつつある状況にあります。


また、工業に目を向けると、小規模事業所、下請事業所等が多く、景気変動に左右されやすい状況にある中で、既存工業製品の個性化や技術力のアップによる競争力の強化などを図ることが必要となってきています。
このような中で、現在では商工会を中心に、市内の特産品を今一度見直し、そしてこれまで以上に市内外に広く販売していこうと鴨川市物産交流協会を組織し、物産交流展への参加を進めるなど、様々な取組みを進めるほか、地域の財産である「波の伊八」を地域資源として活用するための研究なども進めています。


観光サービス業

鴨川市において就業人口が多いのは、なんといっても旅館、ホテルを含めた観光サービス業です。
鴨川市の観光入込数は440万人(平成19年度)と県内でも有数の集客力を誇り、鴨川シーワールド、鯛の浦を始めとした観光施設や、豊かな自然環境とこれを活かした豊富な観光資源を有し、ホテルや旅館などの観光関係施設が集積しています。こういった中で、現在では日常の延長で余暇を楽しむ観光スタイルが人々のニーズとして浸透する中、入込客数が頭打ち傾向にあることから、既存の観光資源に依存するだけでは、新たな観光ニーズには対応できなくなってきています。


今後は、豊かな自然環境の保全に努めながら、歴史資源を中心とした新たな観光資源の発掘や、既存資源との連携場度を深め、今以上に「通年かつ滞在型観光」へシフトしていくための取組みを進めています。