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[わかしお通信] 【かも春号】わかしお通信1 「おらが丼」大使を拝命 山本益博
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全域・市外 |
2010年01月01日
2面
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鴨川の「食文化研究会」が立ち上げ、市内の50軒ほどの店舗が参加している「おらが丼」の旗振り役として、このほど「おらが丼」大使を拝命した。
「おらが丼」は、鴨川の特色を生かした、外房の海の幸をふんだんに盛り込んだどんぶりが目につくが、「研究会」の皆さんからお話をうかがっても、いまだにコンセプトがはっきりしない点がちょっと気になるところである。 ここいらで、ひとつ「おらが丼」のコンセプト、共通認識を確かめ合う必要があるのではなかろうか。例えば、いくつかの条件をつけ、それに当てはまったものを「おらが丼」プレミアムとして、特別枠を設けるのはどうだろう。 わたしはどんぶりものが大好きで、週に2回は昼にどんぶりものを食べている。なぜそれほどの好物かと言えば、ごはんがなにより好きだからである。 つまり、どんぶりものの基本はごはんが美味しいことにある。海鮮がどんなに上等でもごはんが美味しくなくては、食が進まない。反対に、ごはんが美味しければ魚介の質が最上でなくとも、どんぶりは美味しく食べられるのだ。店主、料理人はこのことを肝に銘じなくてはならない。幸い、鴨川には長狭米という明治天皇に献上したといわれる米がある。それでなくとも、千葉の米は上質である。 さらに、千葉は醤油の名産地ではないか。それなら、安いばかりで香りと旨味に乏しい、 1リットル300円程度のお醤油風調味料は避け、県産の香り高い本物の醤油を使うのはいかがだろう。この米と醤油をクリアしたものに「おらが丼」プレミアムの称号を与えるのだ。これぞ、まさしく千産千消。 美味しいお米と質の高い醤油に、活きのよさ抜群の魚介をあわせたら、「おらが丼」は鬼に金棒ではないか。 ●プロフィール 山本 益博(やまもと ますひろ) 1948(昭和23)年に東京の下町、浅草・永住町(現在の台東区元浅草)に生まれる。 1982年、「東京・味のグランプリ200」を講談社より出版し、料理を作る研究家としてではなく、“毎日、外で食べていれば食っていけるという不思議な職業「料理評論家」”を確立。 長年にわたるフランス料理を紹介する仕事が評価され、2001年にはフランス政府より「農事功労勲章シュヴァリエ」を受勲。 “美味しいものを食べるより、ものを美味しく食べる”をモットーに食卓を共にする時間を楽しむ“食時会”や生産者を講師に招いての食材塾を開催。 また、社会活動のひとつとして、新潟県中越地震被災地での「料理ボランティア」が評価され国土交通大臣より感謝状を代表者としていただいたことをきっかけに、2007年2月に「料理ボランティアの会」を立ち上げた。 職人仕事の現役最高峰を紹介した「至福のすし『すきやばし次郎』の職人芸術」(新潮新書)がある。 「食」以外にスポーツでは、大リーガー・イチローを職人仕事の完璧主義者としてマスヒロ流に追いかけたノンフィクション・エッセイ「イチローに学ぶ 失敗と挑戦」(講談社)を出版。 また、音楽の分野では、「オペラの旅へよこそ」「音楽で逢いましょう」の他、2005年秋に499部限定の「ロマネ・コンティとモーツァルト」を出版している。 近著に「そんな食べ方ではもったいない!」(青春新書)、「マスヒロの東京ずばり百軒」(実業之日本社)、「『3つ星ガイド』をガイドする」(青春出版社)、「山本益博の厳選! 取り寄せごはん」(青春出版社)、「マスヒロの東京番付」(実業之日本社)、 「大人の作法」(KKベストセラーズ)。 監修本に小野二郎 著 山本益博 監修「<美・職・技>シリーズ第1弾『鮨』」(グラフィック社)がある。 |
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